ビュッフェとバイキングの違いは？食べ放題じゃないの？

先日子連れで結婚式へ行ってきたのですが、デザートが「ビュッフェ形式」だったんですよね。

でも、普段のランチなどで行くようなお店だと、「バイキング」だったり「食べ放題」だったり…「ビュッフェ」も全部同じ意味だと思っているものの、なんとなく違ったイメージを持っている部分もあるんですよね。

実際、ビュッフェとバイキング、食べ放題では何が違うのかを調べてみたのでご紹介します。

そもそも、ビュッフェの語源になった「buffet」は、「飾り棚」という意味があり、昔の人がこの飾り棚にお料理を置いて、立ったまま食べるというスタイルが広まったのが由来なのだそうです。

「ビュッフェ」は「バイキング」とは違い、食べ放題という意味ではなくて、立食でセルフ方式の食事スタイルということになります。

ですが、ビュッフェ形式の場合でも、日本では食べるときにはちゃんと食べ放題と同様に席が用意してあり、お料理を取りに立って戻ってきた後はゆっくり座って食べるという場合が多いですよね＾＾

ビュッフェ形式のよいところは、「立食形式でお客さんが食事を取りにいくので、お客さん（招待客）同士の会話が弾みやすく、交流を深めやすい」というメリットがあります。

このことからも、パーティーの時にビュッフェ形式の食事が選ばれる理由がなんとなくわかる気がしますね。

バイキングというのは、昔流行ったアメリカ映画のタイトル（当初はヴァイキング）から名づけられました。バイキング方式を初めて取り入れたのは帝国ホテルのレストラン。帝王ホテル内で名前を募集した際に隣の映画劇場で上映されていた「バイキング」という映画の名前に決められたそうです。

ちなみに、バイキングは立食スタイルのビュッフェ形式とは違って、座って食べられる食事スタイルを指すことが多いです。

バイキングの「自分で自分が食べたいものを取りに行くセルフ方式」という部分は、ビュッフェスタイルと同じですね。

でも、この「バイキング」というアメリカの映画の中で、なにがお料理と関係あるんだろう…？

それは…

帝国ホテルが「スモーガスボード」というビュッフェ形式の食事スタイルを取り入れようとしたときに、名前が難しすぎるという事で、「バイキング」という名前を付けたんです。

「スモーガボード」についても、少しご紹介しておきますね。

バイキングの始まりともいえるスモーガスボード（スモーゴス）とは、スウェーデンの北欧式ビュッフェ（スカンジナヴィア料理）のことなのだそうです。

バイキングの始まりである「スモーガスボード」のマナーには、「料理を取り分けるときに使ったお皿が多い方がいい」「お料理ごとにお皿をかえる」「お料理は山盛りにしない」「持ってきたお料理は沢山残してはいけない」などのマナーがあるそうです。

また、日本のバイキングとは違って、スモーガボードは食べる順番もだいたい「前菜→冷たい料理（魚→肉）→サラダ→温かいお料理→デザート」のような流れで食べるように決められているようです。

ちなみに「食べ放題」は、そのまんま食べ放題のことですｗ　一定の金額を支払えば、どれだけ食べてもOKという食事スタイルのことですね。

この「食べ放題」は、先ほど紹介したビュッフェサービス形式のものもあれば、「スーパーバイキングと呼ばれる時間やメニューの制限がないバイキング」、また「注文をして好きなお料理を持ってきてもらうオーダーバイキング」と呼ばれるものもあります。

飲食店のサービスでは「ビュッフェ・バイキング・食べ放題」が全部同じ意味のように扱われていることも多いので、正直ここで違いをまとめてもあまり意味がないのかな…とも思いましたが、それぞれの違いはこんな感じになりました。

全てのサービスは自分でお料理を取りに行くセルフスタイルが基本で、「ビュッフェ」は食べ放題じゃない場合もある、「バイキングと食べ放題は同じ意味」として扱ってもいいんじゃないかなと思います。

今回１番衝撃を受けたのは、やっぱり「ビュッフェは実は食べ放題の事じゃない」という事でした。だって、今までスイーツビュッフェとかホテルのビュッフェとか…好きなだけ、思う存分食べてましたから。

今年のGWは10連休…ビュッフェがあるホテルや旅館（楽天トラベル）で家族旅行したいなぁ…(^O^)