こんにちは!へるにあんです。
火垂るの墓(ほたるのはか)といえば、
誰もが知っているお話しではないかと思います。
わたしも小さいころに何度も読みましたし、
テレビで放送されたときも何度も見ました。
わたしが子供のころに1番印象に残っていたのは、
清太(せいた)君が節子(せつこ)ちゃんに作ってあげた
「ドロップ水」でした。(もっと大事な場面がいっぱいあるけど…)
わたしの夫もやったことがあるとのことだったので、
子供のころに火垂るの墓を読んで、
「ドロップ水、自分もやってみたい!」
と思った人は、結構他にもたくさんいるのではないでしょうか?
ということで、今回は5歳になった娘が火垂るの墓を読んだら、
「ドロップスのジュース作りたい!」と言ったので、
実際に火垂るの墓のドロップ水を作ってみることにしました。
火垂るの墓のドロップ水の作り方
火垂るの墓のドロップ水は、サクマドロップを使います。
(火垂るの墓の原作とはパッケージが違うみたいです)
「かけらが入った状態で作る」という情報もありますが、
テレビ版の火垂るの墓でそのシーンを確認してみたところ、
最後にサクマドロップの中身を確認できたシーンでは、
- ドロップのかけら
- ドロップ3個
しか入っておらず、節子ちゃんはドロップのかけらだけをなめ、
ドロップ3個は缶の中に戻しています。
さらに、「ドロップ水を作る直前のシーン」では、
節子ちゃんがドロップの感を逆さまにして叩き、
缶の中から何も出てこない…というシーンがありました。
なので、
「ドロップ水を作るときは缶の中に何もない状態」
で水を入れて作るのが正解…ということなのかなと思います。
また、火垂るの墓ではドロップ水を湯のみ茶碗に入れているので、
水の量は60ccくらいがちょうどよいのではないかと思います。
火垂るの墓のドロップ水を作ってみた!
わたしが子供のころにドロップ水を作った時は、
「缶にはドロップなし・水の量は60cc程度」で作りましたが、
「おいしくない!」「あまくない!」「まずい!」
という感想がありました。
なので、今回は「缶の中にドロップが1個ある状態」で、
ドロップ水を作ってみることにしました。
まずは、缶の中を見てみます。すると…
ドロップが細かく砕けたような、白い粉を発見しました!
もしかしたら、この白い粉が重要なのかもしれませんね。
そして、パイン(パイナップル)味のドロップを一個入れた状態で、
60cc程度の水を入れてふりふり……数回振ったところで、
ドロップが缶にぶつかる「カラカラ」という音がしなくなりました。
娘が「もう(ドロップ)溶けたよ!」というので、「いや、早すぎるんじゃ…」
と思いながらも、ドロップ水をコップに開けてみることにしました。
すると、「うっすらと色づいている」とはいいがたいドロップ水になっていました。
また、中に入れたドロップはやはり溶けていないままで、
最後にカランカラン!と音を立ててコップの中に転がり込んできました。
火垂るの墓のドロップ水を子供に飲ませてみた!
ワクワクしながら5歳の娘がドロップ水をのんだ直後…
「うぇ~!!!!」
と、まずい顔…^^;
カルピスが大好きな現代っ子の娘には、
「ジュース」とはいいがたい代物だったのでしょうね。
節子ちゃんは、ドロップが1個も入っていない状態で
ドロップ水を作っていたので、さらに味がしなかったことと思います。
火垂るの墓のドロップ水の味は?
子どもにとっては「まずい」という感想が飛び出したドロップ水。
最後に、わたしも味見してみると…
「…いやいや!!おもったよりパイナップルの香りがする!!」
「びみょうにドロップの味がする!!」
となりましたw
やっぱり、ドロップを1個入れたのが大きかったかもしれません。
多分、わたしが子供のころに試したときに「まずかった」という思い出があり
完全に無味無臭(というか金属の味)だとおもって飲んだから、
微妙なパインの香りや味にびっくりしたんでしょうね。
ただ、やはりドロップの缶の金属っぽい香りもするような気がします…^^;
やっぱり、今の時代で「おいしい」と思えるものではなかったです。
そのまま食べるのが1番おいしい。
火垂るの墓のドロップ水について子供と話をしてみた
その後、もうすぐ年長さんになる子供と一緒に、
「〇〇はドロップ水をまずいって思ったかもしれないけど、
火垂るの墓にでてくる節子ちゃんはこれが”おいしい”って思うほど、
食べ物がなくて困っている時代だったんだね。大変だったよね」
という話をしました。
わたしも子供のころは、
節子ちゃんがあんまりおいしそうにのむものだから、
「ドロップ水=めちゃくちゃおいしいもの」
と思っていましたが…ちがうんですよね^^;
4歳の娘に火垂るの墓を始めて読んだ時の話
火垂るの墓は結構刺激が強い絵本だと思うのですが、
娘からのリクエストでもう5回以上は読んでいます。
最初の1回目は、まだ4歳の時で
「戦争とか理解できるのかな…」と半信半疑のまま読んでいましたが、
終盤に差し掛かるころには、なんと娘が号泣…
小さくてもちゃんとわかるんですね。
わたしから子供に積極的に火垂るの墓をおすすめすることはありませんが、
「こんな時代も現実としてあったんだ」というのを
子供が興味を持って知ろうとしてくれるんだなと思いました。
今の平和な日本で、住むところがあり、着るものがあり、
食べるものがあるということに感謝の気持ちをもてる人に
なってくれたらいいなと思います。
火垂るの墓のドロップ水を作ってみて思ったことまとめ
ということで…
やっぱり、火垂るの墓のドロップ水は、
現代の子供が「おいしい!」といって飲めるようなものではなかったです。
火垂るの墓を読むと、いつも
「この時代に生まれたのはありがたいな」という気持ちが芽生えます。
終戦記念日になると、戦争について色々考えることもありますが
普段の生活ではそんなに毎日考えるわけではないですし、
戦争を生き抜いた方々のリアルなお話も色々読んでみたいと思い、
この機会に図書館でこんな本を借りてみました。
↓
「大変なのは戦争中だけではないんだ」と思い知らされました。
戦争を知らない世代の私たちや、子供にも伝えたいことが沢山あり、
大人になった今だからこそ読んでおいてよかったと思いました。
このまま、娘が大きくなるまで、また娘の子供が大きくなるまで…
そして、その子供が大きくなるまで…そしてその子供が…と、
つまり…ずっとずっと長い間、戦争がない、
平和な日本(できれば世界)であってほしいな…と思います。
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