子供が言うことを聞かないから困ってしまう…ということはありませんか?
うちには5歳の女の子がいるのですが、やっぱりたまに
「なんでこんなに言うことを聞いてくれないんだろう…」
と疲れてしまうことがあります。
そんな時、
「子供が言うことを聞かないのは親の対応の仕方が間違っているせい」
という話をチラッと聞いて
「えっ…こんなに頑張ってるのに…わたしのせいなの…?」
と、正直すごく落ち込んでしまうことになりました。
5歳の女の子が言うことを聞かない時
まずは、その
「子供が言うことを聞かないのは親のせい」
という話はどういうことなのか…の前に、
「子供が言うことを聞かないこと」についてもう少しお話しておきますね。
うちの5歳の子供が言うことを聞かない時っていうのは、
大体「子供が嫌なことをしなくちゃいけない時」が多いです。
例えば…
- 歯磨きをしなきゃいけないのにしない
- 保育園の準備をしなくちゃいけないのにしない
- 片づけをしなきゃいけないのにしない
- お風呂にはいらなきゃいけないのにしない
- ご飯を食べなきゃいけないのにたべない
- 病院にいかなきゃいけないのにいかない
- テレビや動画を見すぎているのにやめない
- 遊んでいて家に帰る時間なのに帰らない
などなど…
まあとにかく挙げ始めればきりがないけど、
子供にだって子供の考えがあるので、言うことを聞かない時だってあります。
そりゃそうですよね。
でも、どのお母さんだって子供がいうことを聞いてくれるように
色々な対策を考えて接していると思うんですよ。
子供が言うことを聞かない時の対処法は?
例えば、
- ご飯を食べないなら可愛いごはんにしてみたり好きなものにしてみる
- 大げさにほめてやる気をだしてみる
- 嫌なことも、ゲームみたいに楽しんでできるように工夫してみる
- 歯磨き粉の味や歯ブラシを変えてみる
- 「よくできましたシール」を導入する
- お風呂で遊べるおもちゃを用意する
- 病院を頑張れたら〇〇買ってあげるから!と言う
- テレビや動画ではなく親子で遊ぶ時間を作る
などなど…
多分、思いつく限り・聞いた限りの対処法を試してみたお母さんも多いのでは?
わたしもあれこれ色々試行錯誤して娘に分かってもらおうとしてきました。
それでも、子どもは言うことを聞かない時があります。その時は
「人間だし子供だしそれはしょうがない」
と思ってしまったりもしましたが、
でも、あきらめずにもう一度いろんな意見を聞いてみたところ、
親であるわたしの対処法が間違っていたのかも…と思うことがいくつかありました。
子供が言うことを聞かない時にやっちゃいけないこと
ということで、子供が言うことを聞かない時に
親がやっちゃいけない対処方法についていくつかの例をご紹介しますね。
もしかしたら心当たりのあることばかりで胸が痛いかもしれませんが…
でも、親が変われば子供の対応も変わるかもしれません。
そして子供の対応が変われば親の対応もいい方向にかわっていくはずです。
物で釣る
例えば、病院に行きたくない子供を病院に連れていきたいときに、
「〇〇を買ってあげるからがんばろう」
というやり取り。
これ、子どもにもメリットがあるので効果は絶大だし、
おばあちゃん世代の人も結構やっちゃいがちだし、
わたしも今まで何度もそんな感じでごまかしていたこともあったのですが…
あんまりよくないといわれています。
(ついこの間、娘の予防接種で「帰りにお菓子を買ってあげるからがんばろう」と声をかけてしまいました…)
その理由としては、
「逆に、なにか買ってもらえないとなにもしない子供になるから」
ということだそうです。なるほど…たしかに一理ある。
それからは、根気よく
「なんのために予防接種をするのか」
についてわかりやすく説明してみたり、
子供に嘘をついたりごまかしたりせずにわかってもらうよう努めています。
ダメ!を連発してしまう
次に、
「あれやっちゃだめ!」
「これやっちゃだめ!」
「ダメダメ!!」
「ダメっていったでしょ!」
と、「ダメ」の大安売りをしてしまうこと。
「ダメ」と言って叱るのは、
子供が危ないときなどに限定して使った方がいいようです。
(例えば、道路に飛び出しそうだったりとか、高いところから落ちそうだったりとか)
じゃないと、本当に危ないときに「ダメ」と言っても
大事な時に区別がつかなくなっちゃうそうです。
なので、「ダメ」と言いそうになった時は、
子供がその行動をすると何がどうなって誰が困るのかを説明しましょう。
頑張れ!やる気を出して!とカツを入れる
子供を応援しようとするとき、ついつい
「がんばって!」と言ってしまうことってありますよね。
子供がへこたれそうになったら「やる気を出して頑張ろう!」とか。
でも、これもあまりよくないようで、
逆に子供のやる気をそいでしまっているのだとか…Σ(゚д゚lll)ガーン
がんばれというよりも、頑張った後で
「すごいね、がんばったね!」と認めてあげる方が大事らしいです。
たしかに、わたしも「頑張れ」って言われるよりも
「頑張ってるね」っていわれたほうが
「よーし!!もっとがんばるぞ!」って気になります(←子供と同じレベル)。
しつけのつもりで叩いてしまう
いくら子供が言うことを聞かなくても、
頭に血がのぼっても、やることが山積みで叫びたくなっていても…
でも、子供に手をあげてもいいことは一つもありません。
わたしも産後、色々なことが重なって追い詰められてしまったときに、
まだ幼くてよちよちだった娘をたたいてしまいそうになったこともあります。
が、本当にギリギリのところで思いとどまりました。
(今思うとそう思われていた娘がかわいそうでその時の自分を蹴っ飛ばしたくなるけど)
お母さんが頑張り屋さんで追い詰められてしまうと、
現実が見えなくなって虐待とか悲しいことになってしまうことにもなりかねません。
でも、力で無理やり子供に言うことをきかせたとしても、
結局子供は納得していないので効果はその場限りとなってしまいますし
子供が大きくなった時に、子どもも力で解決しようとしてしまう大人になります。
昭和の時代では親に叩かれるなどの体罰は結構当たり前だったように思いますが、
今は平成を通り越して令和。子供とは言え、もっと話し合いをもって
お互いの気持ちを理解できるように向き合って解決したいですね。
人と比べて子供を落とす
「〇〇ちゃん(くん)はできるのにあなたはできないのね」
「保育園のみんなはちゃんとやってるのに恥ずかしいよ?」
これは、結構よく聞く言葉ではないでしょうか。
保育園の前で泣きわめく子供に、よく保護者さん達がこう言っているのを耳にします。
しかし、子どもにとっては家族は「安らげる場」じゃないと
息が詰まってしまいます…わたしたち大人だってそうです。
こんな他と比べられるような言葉をかけられたら、子どもは
「自分は〇〇ちゃんよりだめなんだ…」
「自分は何もできない子なんだ…」
と落ち込んでしまいます。
本当はそこまで大した問題じゃなくても親が軽く言った言葉によって、
子供は「自分はダメな子供」だと思い込もうとしてしまいます。
子供だって得意不得意があるので、
あの子にはできてうちの子にはできないということがあっても、
親は「でもそのかわりうちのこはこれが得意!」
と言えるように、子供のいいところを探して認めてあげましょう。
5歳の女の子がどうしても言うことを聞かない時に親ができることは
あっさり淡々とまとめてきたものの…
我が家は結構「ギクッ」っとするようなところがありました。
例えば、わたしが娘に「ダメ」と言った理由とかも
ご飯中に椅子に体育座りみたいにして座っていたので、
「足ダメだよ!行儀悪いよ!」
と注意した直後。
娘がまたすぐ同じことを繰り返しているのをみて
「ダメって言ったのになんで足上げるの!?」
と瞬間沸騰してしまったり…orz
その他、物で釣るとかも結構やっちゃうので気を付けたいです…。
でも、もちろんここに書いてあること以外でも
「5歳の子供が言うことをきかない」という時は、
なにかしら原因があるのだと思います。
こんな時、親ができることは
「子供の気持ちをわかる努力をする」ということだと思います。
例えば、この間うちの娘が急に不機嫌になって怒っていて、
物を雑に扱ったりするので、「物は大事にしなさいー!」と
叫びたくなるのをこらえて、よくよく話を聞いてみたら…
「お母さんのこと大好きなのになんでお手紙くれないの…!?」
という理由だったりとかいうこともありましたし…。
(子供がお手紙をくれたあと、お返事のお手紙を書いていなかったのです)
このように、5歳ともなるとちゃんと子供も自分なりの考えを持っているので、
ちゃんと話し合ってみたらこんな予期せぬ理由が飛び出してくるかもしれません。
子供と分かり合えない時は、なかなか親も子供もつらいものですが
分かり合う努力だけは怠らない育児をしていきたいな…と感じました。
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