こんにちは!へるにあんです。
毎年夏から秋にかけて台風は多いものですが…
最近特に多いですね。今日も記録的な台風が過ぎ去った後ですが、
なんだかすごく暑い…!!そして天気がいい~!!
これってなんて言うんだっけ…そうそう!
「台風一家」!…あれ?
「台風一過!?」
どっちだっけー!?
でも、この「たいふういっか」って意味はなんとなくわかるけど、
人に詳しく説明するとなるとちょっと難しいし、正しい使い方も不安…。
ということで、今日は
- 台風一過の意味や使い方、類語、
- 台風一過を使った例文や英語での言い方、
- 台風一過の空(湿度や夕焼けが赤い、晴天で暑い理由)
についてご紹介します!
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台風一過の意味は?一家は勘違い?
「たいふういっか」は、「台風一過」と書きます。
まずは、wikiで「台風一過(たいふういっか)」のページを見てみたところ、
台風が過ぎ去ったあとは、空が晴れわたってすがすがしい天候となることがある。このことを「台風一過(たいふういっか)」と呼ぶ。
としか書いてありませんでしたが、簡潔でわかりやすいですね。
「一過(いっか)」の意味は「サッと通り過ぎること」だそうです。
「台風一過」というのは、
「台風が通っている最中」ではなく、「通り過ぎた後」のことをあらわすようです。
そのほかの辞書ではこのように説明されていました。↓
台風が通り過ぎること。台風が直撃して通り過ぎた後の、快く晴れ渡った天候や安堵の心持ちなどを形容する場合が多い。
台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること。転じて、騒動が収まり、晴れ晴れとすること。
まとめると、台風一過(たいふういっか)の意味は
- 台風が通り過ぎたあとに空が晴れていて良い天気であること
- 物事の騒動(大きな事件)が収まり心が晴れ晴れしている・安堵している様子
ということみたいです。
また、台風一過というと台風の被害のことだと間違えやすいですが、
台風一過は、台風の後に晴れていることや、ホッとしている様子など、
「いい意味」で使われているようです。
台風一家は勘違い?間違えそうな時の覚え方
ちなみに「たいふういっか」という読み方から、聞き間違えてしまい
「台風一家」だと思っている方もいますが、正しくは「台風一過」となります。
子供の頃からテレビのニュースなので聞いている言葉ですが、
漢字で書く機会が少ないので間違えて覚えてしまうのも頷けます。
- こえる:超える→肥える
- かれい:華麗→加齢→カレイ→カレー
- むしょく:無職→無色
- はろーけいほう:波浪警報→ハロー警報
- ちゅういりょくさんまん:注意力散漫→注意力30000
のように、脳内変換を間違えると意味が変わる言葉って結構ありますし、
わたしもそういう勘違いがしょっちゅうあります。
「台風一家」と書かれると、
- 台風のようにすごい勢いで大暴れして騒いでいる家族
- 台風のようにものすごい影響を周囲に与えていく家族
をイメージしてしまいますよね。
でも、最近は台風が多くなってダブル台風とかトリプル台風が発生することもあるので
複数の台風が発生した時に「台風一家が誕生しました!」という使い方もありかなと思います。
(いや、読み方が一緒だと逆にわかりにくいか…)
「台風一過」と「一家」でどちらの漢字がが正しいのか迷いそうな時は、
台風が過ぎ去った→台風一過
という意味を覚えておけば間違えなくて済みそうですね^^
台風一過の使い方と時候の挨拶・日常で使える例文
台風一過の意味は
- 台風が通り過ぎたあとに空が晴れていて良い天気であること
- 物事の騒動(大きな事件)が収まり心が晴れ晴れしている・安堵している様子
と紹介してきました。
上記の場合は、実際に台風が過ぎ去ったあとなどに使うことができます。
これは時候の挨拶などにも使える(9月上旬限定)そうですよ。
お天気を表す台風一過の時候の挨拶例文(9月上旬限定)
- 台風一過の青く澄んだ空が心地よい秋日和となりました
- 台風一過、とたんに秋めいてきました
など
台風一過は夏の季語かと思いましたが、秋の季語となるそうなのでご注意。
また、使うタイミングは「台風後の晴天」がいいそうです^^
お天気を表す台風一過の日常会話での使い方例文
- 子供の遠足は台風一過の青空でよかったわ~!
- 今日は台風一過で暑いね~!
など
ちなみに、台風一過は台風が通り過ぎた「後」のことをあらわすので、
「いま、台風一過が来て風も雨も強くて大変だ!窓ガラスの飛散防止をしなきゃ!」
という使い方は間違っていることになります。(台風が直撃している最中なので誤り)
次に、物事や事件を台風に例えた「台風一過」の例文はこうなります。
気持ちや物事を台風に例えた「台風一過」の例文
- 大事なプロジェクトが終わってようやく台風一過だ
- やることがたくさんあって大変だったけどやっと台風一過ね
ポイントとしては、
- 事件が解決した
- 問題が解決した
- 騒ぎが収まった
など、「わちゃわちゃしていた状況が一気に落ち着いてホッとした状態」のことを表します。
このとき、台風一過に例えた問題が落ち着いていない場合は使えません。
次に、台風一過と同じ意味の言葉や類語も調べてみました。
台風一過と似ている意味の言葉・類語集
台風一過の同義語がないかを調べてみたところ、
- 雨上がりの空
- 雨上がり
- 晴れた空
- 雨後
- 晴れ上がった空
- 雨後の空
という感じでした。
「晴れている」という意味が台風一過と似ている言葉のようです。
※台風で晴天になる理由はこちら←このページの下へワープします
台風一過を英語で訳すとなんていうの?
台風一過を英語で表す場合は、
他のサイトさんや翻訳機を複数回って見て調べてみたところ、
「clear weather after a typhoon has passed.」
と書いてありました。
その他の英訳は以下のとおりです。
- The typhoon has passed.
(台風が通り過ぎました) - The weather is very clear after the typhoon has passed.
(台風が去った後、天気は非常に明瞭です) - It’s a clear weather after the typhoon has passed.
(台風が去ったあとは晴天です) - Fine weather after the typhoon.
(台風の後の晴天/台風の後のよい天気)
最後に、
「台風一過って結局どんな天気のことなの?」
台風一過の空ってなんでいい天気になるの?
ここまで紹介してきた「台風一過」の使い方ですが、どれも
「晴天」「晴れ晴れしている」「天気がいい」「落ち着いた」
などの状況を表しています。
実際、台風一過のあとは青空が広がることが多いのですが、
かならずそうなるわけではないようです。
台風が過ぎ去ったあとは、なぜいいお天気になりやすいのでしょうか?
台風一過で晴天になり暑い理由は?湿度や気温はどうなる?
台風は低気圧ですよね。低気圧というのは、
湿った空気を吸い込んで雨を降らせながら動く気圧のことです。
(強い低気圧が台風と呼ばれます)
低気圧は除湿機のように湿気を吸い込んで移動して行くため、
台風が過ぎ去ったあとは湿度が低くカラッとした天気になりやすいのです。
ですが、実は台風は自分で移動することはできなくて、
高気圧から低気圧に向かって吹いている風によって動かされています。
ということは、台風を動かしているもうひとつの気圧、
「高気圧」の種類によって、台風が通過したあとの湿度が変わります。
- 高気圧の種類1:太平洋高気圧(夏の湿った暖かい空気)
- 高気圧の種類2:大陸の高気圧(秋の乾いた冷たい空気)
夏の高気圧である太平洋高気圧によって台風が移動した場合は、
晴天にはなるものの、湿度は高いままジメジメすることがあります。
夏の終わりから秋には、大陸の乾いた冷たい空気の高気圧が
台風を動かすので、台風一過の空がカラッとした青空になるのです。
ただし、
夏場の台風でも湿度の低いカラっとしたお天気になることもありますし、
秋のはじめでも秋雨前線との関係で晴天にならないこともあります。
台風一過でカラっとした秋の青空が広がるのはラッキーなことなのですね^^
ちなみに、台風一過で気温が上昇して暑くなる理由は、
台風によって空気中にあったゴミ(自動車排ガスの微粒子や塵などの粒子)がなくなり、
太陽光が地上に直接届きやすくなったことから気温が上昇します。
また、台風は周りの空気を取り込んで移動していますが、
暖かくて湿度の高い太平洋高気圧を引き寄せると気温が上昇します。
台風一過で夕焼けがきれいな理由は?
台風が過ぎ去ったあとの夕焼けは、すごくきれいな夕焼けが印象的です。
(こちらも台風後の晴天と同じで、必ずしもそうなるわけではありませんが…)
なぜ、あんなに綺麗な夕焼けになるのか気になったので調べてみました。
台風一過で綺麗な夕焼けが現れやすい理由は、
- 空気中のゴミを台風が吸いこんでいるから綺麗に見える
- 台風によって大量の水蒸気が大気中に残されたから
という理由があるようです。
空気中の排ガスや塵がなくなって空気が澄んだから綺麗に見える…
というのはなんとなくわかったのですが、
「水蒸気が大気中に大量にあるとなんで夕焼けが綺麗なの?」
と思いませんか?
わたしも初めて知ったのですが、
夕焼けの色って大気中の水蒸気量によって色が変わるのだそうです。
台風一過の大気中は水蒸気量が多いので、
太陽光の可視光線のうち波長が赤い光が適度に散乱して目に届きやすく、
「台風でちぎれていった雲にその赤い光が反射して映えるから美しい夕焼けになる」
ということみたいですね。
たしかに、台風後の夕焼けが綺麗なのは、
夕焼けの色はもちろんですが、雲の形も影響しているかもしれません。
全く雲一つない空よりも、夕焼けが雲を赤く染めている方がわたしは好きです。
台風一過は大きな虹にも期待!
ちなみに、台風一過は美しい青空や夕焼けだけでなく、虹の絶景も期待できます。
台風24号が足早に通過していった1日(月)朝、名古屋周辺や北陸や東北の日本海側では、虹の報告が相次ぎました。
台風一過の空にきれいな虹のアーチがかかりました。https://t.co/8JWAO16VUP pic.twitter.com/hRDYuQ1JZ1— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年10月1日
台風後には、このように各地で虹(大きいものも)が目撃されることが多く、
大きい台風被害の後でも、心を少し癒してくれそうです。
台風一過の意味や使い方 青空&気温上昇の理由や夕焼けがきれいな理由まとめ
ということで、台風一過の意味は
- 台風が通り過ぎたあとに空が晴れていて良い天気であること
- 物事の騒動(大きな事件)が収まり心が晴れ晴れしている・安堵している様子
となり、「いい意味」で使われています。
台風の被害が年々大きくなっているような気がして不安な気持ちもありますが、
台風一過によって澄んだ青空やきれいな夕焼け、虹などが見られると知り、
台風も悪いことばかりではないんだな…と思えました。
この記事を読んでくださったあなたが、
この先もずっと笑って台風一過を迎えられることをお祈りしています。
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